本日の午前は、国際開発学会の学会発表に参加しました。
※本学会報告・学会参加は、PMである藤掛洋子教授の個人研究費による参加です。
本学会報告では、第一フェーズで行ってきた講習会の内容一部を事例として取り上げ、食品加工づくり・衛生管理・コスト計算・リーダーシップ研修・本邦研修などが受益者たちにどのような効果をもたらしたのか、また課題にはどのようなものがあったのかを女性たちの語りと実践、PMである藤掛教授の参与観察、関係者への参画検証、女性たちのSNSなどでの発信状況分析などを通じて明らかにしていくものです。また、これまで集中講義や本邦研修でお世話になった教授陣にもご登壇いただき、その成果と課題について分析しました。また、受益者の証言の時間を設定し、実際の受益者の生の声を学会に届けるという新しい試みを行いました。発表者などの情報は下記の通りです。
企画責任者:藤掛洋子教授(横浜国立大学)
司会:池上甲一(近畿大学)
発表者1:藤掛洋子(横浜国立大学)
「パラグアイ農村女性生活改善プロジェクトの学びを活かしたアグリツーリズムの展開にむけて: プラネタリー・ヘルスの観点から」
※受益者Aの証言あり
発表者2:真鍋誠司(横浜国立大学)
「パラグアイ農村女性のための戦略ストーリーの構築:YNU×JICA草の根「パラグアイ農村女性生活改善プロジェクト」を事例に」
発表者3:田名部元成(横浜国立大学) ※藤掛洋子教授代読
「パラグアイ農村女性のビジネスゲームへの参画~持続可能で収益性の高い農産物加工の実践に向けて~」
発表者4:大江靖雄(東京農業大学)、橋口奈奈穂(横浜国立大学)
「我が国におけるアグリツーリズムの展開と農村アントレプレナーシップのパラグアイにおける応用の可能性:課題と新たな方向性」
発表者5:CABALLERO DOMINGUEZ HUGO MIGUEL(アスンシオン国立大学)
「パラグアイ農村部におけるアグリツーリズムを通じた持続可能な社会開発の可能性:パラグアイ観光省の取り組みとアスンシオン国立大学・横浜国立大学との連携」
※受益者Bの証言あり
※日本語通訳(TAKAHASHI KINTAKA LILIANA NARUMI)
討論者:小原学(JICA中南米部)
討論者:佐藤寛(開発社会学舎)