集中講義 2019年9月6日 コロネル・オビエド

9月6日(金曜日) 午前

カアグアス国立大学・横浜国立大学学術交流協定調印式

パブロ マルティネス アコスタ教授の開会の挨拶の後、 学術協定の内容が紹介され、 2015年1月~2019年12月の協定に続き、2020年1月から2024年12月まで学術協定を調印した。

 

 

 

 

 

 

 

 

藤掛先生より挨拶で、カアグアス国立大学と引き続き学術協定を更新できることに感謝し、また、この地域で活動しているコロネルオビエドの草の根プロジェクトの進捗状況を報告。YNUの学生や集中講義参加の専門家の紹介を行った。

アンヘル ロドリゲス学長からのご挨拶、医学部の学部長の言葉で、カアグアス国立大学は日本国と同じように小さい大学だが非常に勤勉な教員や学生が集い発展してきた。今後学生や教員に横浜に行くことを進めていきたいとお言葉がありました。

 

シンポジウム

カアグアス国立大学国際交流課のウィリアム・カンテロ氏より今後YNUと学生留学生交換を希望するお話があった。

また、藤掛先生よりパラグアイ農村女性の生活改善プロジェクトに関しての発表が行われた。

海外青年協力隊員としてパラグアイ 農村地域の女性生活改善プロジェクトに関わって以来、現在はYNUJICA草の根プロジェクトをとおして2016年より女性たちが自分で収入を得るために手に職をつける教育、指導を行ってきた。

同時に文化人類学者として農村女性のエンパワーメントと社会・家庭環境の関わりの研究内容の講義が行われた。

 

 

 

 

 

 

 

その後、横浜国立大学大学院に所属しているカルロス・エルナン・アバロス・バルテス氏の発表が行われた。

間接的な被益者である男性と女性への影響や、ジェンダーの中に男性も含まれるようになったことなども伝えられた。

カルロス氏は、女性が男性の犠牲者となるという調査をおこなった。イエズス会によってグアラニー族に、農業が伝えられたことや、グアラニー語の地位、環境、男性が関与しているか等について調査している。

 

 

 

 

 

 

 

その後、横浜国立大学の学部生の学生による発表が行われた。

・ニャンドッティの価値を見出し、フェアトレードの取り組み紹介。

・ダブルアイデンティティー 文化衝突やアイデンティティー喪失が起こりやすいが、言語の優位性など+面もある。

・水の衛生問題、アスンシオン貧困地区における水をめぐる衛生問題について改善策の紹介。大腸菌を減らす浄携帯用浄化装置について説明された。

・パラグアイのサトウキビ酒、カーニャの歴史、製造者などの研究について

 

 

 

 

 

 

 

その後、カアグアス国立大学農学部より、農村女性への菜園指導、牧畜指導、生活改善の発表が行われた。

シンポジウム後は、YNU学生はカアグアス国立大学学生の家庭へホームステイし友好を深めた。

 

 

 

 

 

 

 

午後

コロネルオビエド市集中講義

女性達の報告会

サントドミンゴ村女性達による報告、以前は商品を販売する場所がなかったが、テオさんのサポートで農学部が提供する場所で収益をあげることができた。

メルセデス地区:白菜のタルトを紹介する、子どもの野菜摂取に努めている。

小さい企業を立ち上げたい、みなで作ってどこかの店で販売したい。

 

太田旭栄養士 集中講義

食品グループによって栄養素が異なる講義:食品の役割にもついて学ぶ。

穀物類,フルーツ・野菜・、乳製品・卵、肉・魚 のバランスが大切で

色々な色の食べ物を食べて食品バランスのとる、体を守るビタミン、ミネラル(鉄分)の役割など。

女性達は3グループに分かれて発表。

グループ①はドライフルーツ コミュニティーにたくさんフルーツがありそれを利用してドライフルーツを作るようになった。バナナ、オレンジ、パイナップル、リンゴ

それぞれの栄養素の紹介、ビタミン、カルシウム、カリウム。効果はエネルギー、血糖値調整、高齢者や大人を対象にしている。

グループ②はニンジンケーキを選び栄養素と食の効果について発表。

グループ③ミルククッキー 糖分少な目でだれでも食べやすく工夫している。

グループ④ マンゴジャム 食物繊維、ビタミンC、ミネラル、プロテインなどが含まれ腸の働きを促進する。

 

 

 

 

 

 

 

最後に太田旭栄養士がアフリカ ザンビアで指導したグループが作成したステッカーとチラシの作り方をスライドで説明し、女性達に自らの商品に添付するステッカーや販売用チラシの例をビジュアルで示した。 今後、プロジェクトの講義で自分たちで作成することを進めて講義は終了した。

 

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JICA草の根プロジェクトチーム

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