第16回講習会 ミリアン講師と栄養士のジョランダ講師より栄養についてご講義いただきました!
2017年6月29日。
今回は栄養について基礎的な知識を再確認し、日常生活の食事の見直しを図る勉強会です。
農牧省農業普及局(MAG-DEAG)のミリアン普及員と
現地の栄養士であるジョランダ氏を招き、ご講義いただきました。
ミリアン講師より、パラグアイで適用されている栄養ガイドラインについて説明を受けました。
パラグアイでは、一般家庭で料理をするために使われる鍋のイラストを使用し、その中に栄養成分を7つのグループに分けて入れ、一日の栄養摂取量を説明しました。その他にも、健康な生活を送るためのヒントが書かれています。
例えば、最も多く摂取しなければならない穀類などは鍋の底に描かれてあり、一日に最低30分の運動を推奨しました。
ジョランダ氏はミリアン講師の説明を補足する他、輪になり、参加者のそれぞれの日々の食事について質問し、改善点等を助言しました。
また、参加者の栄養に関する質問に一つずつ回答していただきました。
本講習会でお招きしたミリアン講師は横浜国立大学の帰国研修員であり、今後もプロジェクトへの理解と協力を期待しています。農牧省の協力に感謝します。
また、農村女性との活動経験も豊富であり、本プロジェクトは料理教室だけではなく、農作物の利活用だということを参加者に伝えられました。
ジョランダ氏は知識が豊富であり、農村女性とのグループディスカッションでは、
それぞれが栄養に関し疑問に思っていることや、健康を維持するために必要な助言などを多く伝えることができました。
パラグアイの伝統料理は基本的に炭水化物が多く、カロリーが高い料理が多いため、
今回の講習会を通して、参加者はなるべく健康的な食事を心がけるためのヒント等を習得できたのではないかと考えています。