2021年10月1日~11月29日にかけて、JICA横浜でプロジェクトパネルを展示しています!
2021年10月1日~11月29日にかけて、JICA横浜で「パラグアイ農村女性生活改善プロジェクト」のパネルを展示しています。
また、その他横浜国立大学都市科学部の学生及び認定・特定非営利活動法人ミタイ・ミタクニャイ子ども基金も展示を行っておりますので併せてご覧ください。
詳細は以下の通りとなります。
日時:
2021年10月1日~2021年11月29日
10時~18時(最終入館17時30分)
会場:
JICA横浜 2階回廊ギャラリー
主催:
横浜国立大学XJICA草の根技術協力事業:パラグアイ農村女性生活改善プロジェクト
横浜国立大学都市科学部 藤掛洋子ゼミナール2年:大島・堀・間宮・宮内・村瀬
認定・特定非営利活動法人ミタイ・ミタクニャイ子ども基金
入館料:
無料
豊かさとは何でしょうか?
広辞苑で「豊か」という言葉を調べると、①物が豊富で心の満ち足りている様、②財産がたくさんある様、③物が内部に充ち、ふくらみの出ている様、という説明文が出てきます。当然「豊かさ」を語るうえで物質的な側面は欠かせません。しかしながら、途上国や新興国に渡航し、フィールドワークを行うと、持っている財産は私たちより少なくみえても、幸せそうにいきいきとした生活を送っている現地の方々の姿を多く目にします。また、彼ら・彼女らから教えられる「真」の豊かさがあるように思えます。本当の意味での豊かさとは、物質的な側面のみでは切り取れない何かがあるのだということを痛感しています。
物質的な豊かさのみではなく、その向こうにある「真」の豊かさを求めて、私たちはさまざまな活動を行っています。
横浜国立大学XJICA草の根技術協力事業 ~「パラグアイ農村女性生活改善プロジェクト」パネル展示~
本プロジェクトでは、農作物加工の知識やマーケティング等の研修を行い、農村女性の生活の質の向上に向けて活動を行ってきました。また、農村女性たちが継続的に加工品を製造・販売することを通して、所得の創出を行うとともに、あらゆるスキルを身に着けることから自信を獲得し、主体的に行動していく、あらゆる課題に前向きに挑戦できるようなエンパワーメントの支援を目指しています。農村女性がみずから前向きに動き出し、自信を獲得しきたプロセスを是非ともご覧ください。
フェアトレードタウン ~世界の問題に目を向けたまちづくり~
横浜国立大学都市科学部2年藤掛ゼミナールの学生が、フェアトレードタウンの紹介パネルを作成しました。フェアトレードタウン運動とは、行政、企業、市民団体などが協力してまちぐるみでフェアトレードに取り組み、弱い立場におかれた途上国の生産者の自立や環境保護・保全に貢献しようとする運動です。本展示では、熊本市、浜松市、逗子市の3都市を対象とし、フェアトレードタウンを紹介しています。フェアトレードを日常に取り入れている実践例として、ご覧下さい。
学生渡航
藤掛洋子教授のスタジオ・ゼミナールでは、大学の教室における学びをローカル、そしてグローバルな実践に結び付けることを目指し、2013年からグローバル・スタディーズ・ツアー・パラグアイ渡航において現地における国際協力の実践や農村やスラムにおけるフィールドワークを行っています。また、イタグアという伝統工芸品の産地にも赴き、ニャンドゥティ(蜘蛛の糸といわれるパラグアイの伝統工芸品)の調査とフェアトレード実践を行っています。それ以外にもさまざまな研究実践活動を続けてきました。
2020年度は、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大により現地への渡航は中止となりましたが、認定NPO法人ミタイ・ミタクニャイ基金学生部と連携し(*)、「国際協力バーチャルスタディーツアー inパラグアイ」を開催しました。日本に居ながらもパラグアイとのつながりを身近に感じられる活動にも挑戦しています。このような試行錯誤をしながら生まれた学生による取り組みの様子をご紹介します。
*認定NPO法人ミタイ・ミタクニャイ基金は、横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院と交流協定を締結しています。
SMICSプロジェクト
SMICSプロジェクトとは、認定NPO法人ミタイ・ミタクニャイ基金学生部メンバーが主体となり、パラグアイの伝統工芸品・ニャンドゥティのオンライン・フェアトレードに取り組んでいるものです。ニャンドゥティとは何か、学生たちがどのような思いで村の作り手の女性たちとつながり、フェアトレード活動を実践しているのか、そしてどのような商品を生み出し、多くの人々の届けようとしているのかご紹介します。